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スケベ人間

(これだけ大きく書くと迫力あるなー)

 「スケベ人間」とはスケベな人のことではない。オランダ、デン・ハーグの近くにあるリゾート海岸のことだ。

 本当の発音は「スへフェニンゲン」のほうが近いが、「スケベ人間」のほうが言いやすいし覚えやすいので日本語ではそう発音していたようだ(もちろん漢字まで使う必要はない)。都内のどこかに「スケベニンゲン」という名のレストランもあるらしい。最近のガイドブックでは、例えば「地球の歩き方」は「スヘフェニンヘン」と表記している。

 ここはメスダッハという画家が、それだけで美術館となっている巨大なパノラマ絵画を描いたことでも有名だ。(パノラマ・メスダッハというデン・ハーグにある美術館)

 夏になると日光浴を楽しむオランダ人やドイツ人がどっと押し寄せる。海岸沿いには浜辺にずらっとレストランが並び、その上の広々とした遊歩道沿いにもレストラン、カフェが軒を並べている。カジノ、ホテル、映画館、プールなどもあり、娯楽施設の集中地域となっている。  

 レストランではスペアリブのお店がおすすめ。たらふく食べて、ビール飲んで日本円で3000円くらい。もちろんショアルマやポテトなど軽食も売っている。

 オランダは一般にアムステルダムを除いて夜が早く、どこの町の商店街も午後6時を過ぎれば閑古鳥が鳴いているが、夏のスケベ人間は夜が遅い(と、こう書くと意味が変わってしまうのでやはりSCHEVENINGENと書こう)。遊歩道をぞろぞろ人が歩き、カップルや家族連れが砂浜で散歩していたり語らったりしている。ただ歩いているだけでも、時には花火が上がり、カフェからはバンドの生演奏が聞こえてきて海風のなかで夏を満喫できる。

 さて北海の水は茶色くて目の保養にはならず、冷たくて泳げる期間はごくわずかだ。ならば、なぜ人はSCHEVENINGENに集まるのか? トップレスが多いから? それは目の保養にはなるかもしれないがこちらでは変わったことではないので理由にはならない(たぶん)。彼らはおそらく「太陽がさんさん」という時期が非常に短いオランダで、この時を一瞬でも逃すものかと日光浴を楽しみに来るのだ。

 日本とオランダの違いは星の数ほどあるが、そのうちの一つを。

 オランダでは天気の良い日に外に出ている人がやたら多い!

 本や新聞を読んでいたり、友達としゃべっていたり、食事をしていたり、ビールを飲んでいたり。レストランやカフェのテラスに人が多いのは当たり前として、単に家から椅子や机を引っ張り出してきて何かしている人、何もしてない人、時をやり過ごしている人がやたらに多い。

 SCHEVENINGENが混むのも、天気がいいと路上に出る人が多いのもすべては日光浴のために。

 そう考えると、日本の人は日光に恵まれている。あんなにポカポカしてすばらしい春と秋はオランダには無いのだ。春と秋は本当に日本が恋しくなる。